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2010年8月24日 (火)

LOOX U50WNにBluetoothモジュールを埋め込んでみた。

前のエントリで書いた事がありましたが、愛用のLOOX U(U50WN)で不満だった点の筆頭のひとつに 「Bluetooth機能が内蔵されていない!」というのがありました。
今まではBluetooth機能を使いたければ小型のUSBドングルを挿して使っていた訳なのですが、只でさえ1つしか無い貴重なUSB端子がそれだけで全て塞がってしまうというのはちょっと使いにくいし(データの交換位でしたら 一応SDカードを使って出来る訳ですが)、何より筐体から出っ張ってしまうのが「モバイル機器」としては使い辛い。
調べてみると、過去に どこかの会社とコラボレーションした特別なモデルにはBluetooth機能が内蔵されていた という事で、これはやり様によっては自前でモジュールの埋め込みができるのでは無いかと思い、 更に調べてみると やっぱり実践されたチャレンジ精神溢れる方々がおられたようで。
それらの方々が書かれているブログの記事を見てみると、パーツの入手も 実装工程自体もそれ程難易度の高いものではなく、ドライバ一本とピンセット位の工具で簡単で出来るレベルとの事なので、今回 意を決して(?)これらを参考にBluetoothモジュールを内蔵してみる事にしました。
なお、予めお断りしておきますが、今回の改造は あくまでも「個人のリスクの範囲内」において行ったものです。
改造中の破損、および改造後の不具合に関するクレーム等には一切責任を負いかねますので、それをご承知の上でご覧ください。

今回の改造に際して、LOOX U本体以外に用意したものは以下の通り。

  1. Bluetoothモジュール(※Libretto U100用)…約¥5,000 / 入手先:秋葉原 チチブデンキ
  2. Bluetooth2.4GHz用アンテナ(※全長200mm位)…約¥2,000 / 入手先:秋葉原 チチブデンキ
  3. フレキシブルフラットケーブル(FFC, 0.5㍉ピッチ 20芯 45㍉長)… ¥1,500位 /
    入手先:ワイヤーステーションモール(※通販)
  4. モジュール固定用 両面テープ… 若干
  5. 配線固定用粘着テープ… 若干

トータルコストで約9,000円ほどかかりました。
現状、USBドングルが1,000円位で手に入ることを考えるとかなり割高ですが(というか、割りに合わない?)、内蔵するメリットは十分あるので、まぁ今回は目をつぶりましょう(笑)
Bluetoothユニット自体は、例えばLibrettoU100のジャンク品が手に入るのであれば、 それからぶっ欠いて使うというのも”手”かも知れません。

必要な部品の入手が全て完了しましたら、いよいよ作業に取り掛かります。

筐体の分解の手順は、以下のとおり。
2308101 まず、バッテリーを外し(※筐体を分解するときは、必ず先に行ってください)裏返した後、図1.中の マークされた円内にある4つのネジを外します。
なお、それ以外の4つのネジは HDD交換用フタを固定するためのものですので、今回は外す必要はありません。

次に、図2.中 円内の2つのビスを外し、更に裏返した後 ヒンジの下部にあるゴムカバーを(シャープペンの先などを使って)めくり上げ、図3.の通り 頭の見えているネジを取り外します。
これで、分解の前準備が完了。

2308102 2308103
 
次に、筐体の上蓋を取り外す作業に取り掛かるのですが、これが一番神経(と時間)を使う作業になるかと思います。
この上蓋は前後4箇所のプラスチックの爪で引っかかる構造になっているのですが、食い込みが結構きつく、散々悪戦苦闘した結果 前面の2つの爪から剥がし、左後→右後、と外す事にしました。
うわー、これだけの作業で優に2時間が過ぎてしまったよ。。。
2308104 ちなみにこのプラスチックの爪、破損させると キーボード周りがブカブカになってかなり悲惨な事になるかと思いますので、作業は極めて慎重に行うようにして下さい。
上蓋が外れたら、内部シャーシ上に粘着テープで固定されているキーボードAssyを丁寧に剥がし(粘着テープは再利用しますので、剥がしたり捨てたりしないように)、前へ捲ります(図4.)。
これで、取り付け作業のための分解工程は完了。

次に、いよいよBluetoothのモジュールを取り付ける作業に取り掛かります。
右側に、丁度Bluetoothのモジュールが丁度嵌るだけの窪みがありますが、粘着テープでスポンジが貼り付けられていると思います。これをまず撤去します。
撤去した後、そこにBluetoothモジュールを両面テープで貼り付けます。
なお、フラットケーブルは貼り付ける前にモジュールに取り付けて置いたほうが作業がし易いかと思います。
次に、フラットケーブルをマザーボード上にあるコネクタに嵌める作業を。
2308106 内部シャーシ上にある溝に 図5.の通り「く」の字状に折り曲げて這わせ、マザーボード上のコネクタに挟み込むような形で留めます(フラットケーブルのリード剥き出し部が下を向くように)。
最後に、アンテナを配線してめでたく終わりになりますが、アンテナの引き回しは散々迷った挙句、前をグルッと回して左後で終わるような感じで仕上げました。
チチブデンキさんで購入したアンテナは、終端部が粘着テープで貼り付けられる構造になっていましたので、これを内部シャーシの上側にペッタン。
ここまで作業を終えた状態を図6.に示します。
2308107 「素人仕事」ゆえ、もっと汚い仕上がりになるかと思っていたのですが…意外と綺麗に終わってくれましたね。

配線等に問題の無いことを確認しましたら、ここからクローズ(再組み付け)する作業に移ります。
分解作業の時に外した部品を一つ一つ元通りに組み付けて行けば、これでハードウェア的な作業は全て完了したことになります。

 

 
最後にドライバやなどのソフトウェアのインストールを行うわけですが、自分はUSBドングルを買った時に添付されていた東芝製のBluetoothスタックを入れました(ハードウェアベンダなどのダウンロードページを探せば、最新版のものが容易に入手できるはずです)。
同じモジュールを使っているLibrettoU100で使用実績があるため 自然とこの選択になったのですが、他社製のスタックでの動作は残念ながら検証できていません。
2308108 スタックのインストールが完了すれば、デバイスが自動的に認識されて使用可能な状態になるはずですが…これは自分だけの問題なのかな?「その他のデバイス」というハードウェアが認識されてドライバのインストールを要求してくるのですが、これがどうやってもインストールできません。
仕方なく Windowsの「デバイス マネージャ」上で「無効化」をしてしまったのですが(※削除してはダメ!)、自分の場合はこれでもBluetoothデバイス自体は目下のところ問題なく動作してくれるようです。ま、とりあえず、な措置ですが…。

…見返してみると、とてつもなく長い記事になってしまいましたが(笑) これで一応完成です。
最後になってしまいましたが、今回の改造を行うにあたり、「FAF特殊戦第5飛行戦隊装備班」さんの当該記事を参考にさせていただきました。
Ali(釘町阿梨)様、ありがとうございました。

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